大阪市の耳鼻科|中耳炎・副鼻腔炎なら多田耳鼻咽喉科医院 
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鼻出血

鼻出血の原因

鼻出血鼻血には、さまざまな原因が存在します。
一時的な出血であればそれほど心配することはありませんが、中には重篤な病気のサインである場合もありますので、気になったときにはお早目にご相談ください。
鼻血の主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

鼻粘膜の傷

よく見られるのが、鼻粘膜を傷つけてしまったときに起こる鼻血です。特にお子様は粘膜が大人ほど強くありませんので、ぶつかったり、鼻を触ったときなどにすぐに傷つき、出血の原因となります。
また子供でなくとも、冬など乾燥した季節には粘膜が簡単に傷つきますので、鼻血が出やすくなります。

心筋梗塞・脳梗塞などの治療のための抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)

心筋梗塞、脳梗塞の治療などで使われる抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用している方は、小さな傷からでも多量の出血が起こります。鼻血が頻発する、大量の出血が見られる場合などは、貧血が起こる可能性もありますので、受診されている内科の先生と相談の上、一時的な服用の中止も検討する必要があります。

多発血管炎性肉芽腫症(旧称:ウェゲナー肉芽腫症)

血管に対する異常な自己免疫反応を示す病気で、以前まで「ウェゲナー肉芽腫症」と呼ばれていました。
上気道(鼻・目・耳・咽頭・喉頭)、肺、肝臓を中心とする全身の血管に炎症を起こします。上気道の血管の炎症が、鼻血の原因となることがあります。

オスラー病

遺伝性の血管異常の病気です。全身の血管に奇形が生じ、肺・脳での出血を引き起こします。オスラー病患者の半数に鼻血が見られるそうです。

鼻の血管腫

血管の拡張・増殖によって生じる良性の腫瘍です。経過観察を基本としますが、症状によっては手術による治療を検討します。

白血病、悪性リンパ腫

白血病や悪性リンパ腫などにより血小板が減少し、鼻出血が起こりやすくなることがあります。

肝臓機能の低下

生活習慣病などによって肝機能が低下している方は、止血機能の悪化が見られるため、鼻血が起こりやすくなります。

慢性的な鼻出血の原因

外傷・乾燥

慢性的な鼻血の原因としてもっとも多いのが、自分で鼻腔を触る(ほじる、かく)ことによる外傷です。
また、粘膜が乾燥する冬なども出血しやすくなります。

抗凝固剤

心筋梗塞や脳梗塞の治療で使用する「抗凝固剤」は、血管が詰まらないように血液をサラサラにする薬です。薬の使用目的から、抗凝固剤による鼻血はほとんどがご高齢の方に見られます。

悪性腫瘍

中には、CTなどの精密検査を受けても原因が分からないものも存在します。悪性腫瘍という可能性もございますので、患者様と十分に検討した上で、鼻内の細胞や手術による副鼻腔の開放の上、副鼻腔の細胞の採取を行うこともあります。

鼻から血が出た場合の対処方法について

まずは安静にしていただき、頭をあげて足を下げ、頭に血が昇らないようにすることが重要になります。
出血する場合は、ティッシュ綿などを鼻に詰めていただき、鼻を圧迫します。

鼻出血を起こしやすい人・生活習慣

鼻出血を起こしやすい人

  • お子様
  • ご高齢の方
  • 高血圧、糖尿病などの生活習慣病の方
  • 肝臓の機能が低下している方

鼻出血を起こしやすい生活習慣

  • アルコールをよく飲む
  • 鼻を触る癖がある

鼻出血に関係する病気の例について

上記の「鼻出血の原因」で挙げた、多発性血管炎性肉芽腫症、オスラー病、血管腫、白血病、悪性リンパ腫の他、糖尿病、肝硬変、鼻腔がんなども、鼻出血の症状を伴うことがあります。

子供の鼻出血について

アレルギー性鼻炎による鼻いじりの癖で起こる鼻血

鼻いじりお子様の鼻血の主な原因の一つに、「鼻いじり」があります。そして鼻いじりの癖があるお子様に多いのが、アレルギー性鼻炎を患っているケースです。
粘膜が荒れて出血の起こりやすい状態ですので、小さな刺激でも出血が起こりやすくなります。

「上気道炎」のあとに起こる鼻血

「上気道炎」とは、風邪の初期症状として現れる上気道(鼻腔、咽頭、扁桃、喉頭)の炎症症状です。
お子様の場合、上気道炎が見られたあと、その炎症によって鼻血が出やすくなります。
成長と共にウイルスへの免疫を獲得し、頻度は少なくなっていきます。

耳鼻科や病院に行かなければいけない鼻出血について

鼻出血は誰にでも起こり得ることで、一時的なものであればそれほど心配する必要はありません。
ただ、重篤な病気が隠れている可能性もあります。出血が多量であったり、頻発したり、また本サイトをご覧になって少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

鼻出血と食生活・生活習慣について

バランスのとれた食事をはじめとする規則正しい生活習慣は、全身の健康の維持・向上のためには欠かせません。風邪やインフルエンザ、アレルギーに強い身体作りは、耳鼻科領域の病気・症状の予防につながります。
また、糖尿病や高血圧といった生活習慣病は肝機能の低下を招き、止血機能が正常に働かなくなるおそれがあり、二次的に鼻出血などの症状のリスクを高めます。

鼻出血の予防方法

普段の生活の中でできる鼻出血予防をご紹介いたします。

風邪・インフルエンザ・アレルギーの積極的治療

風邪やインフルエンザ、アレルギー性鼻炎など、鼻血のリスクを持つ病気を積極的に治療することは、鼻血の予防にもなります。

乾燥予防

マスク冬季など空気が乾燥している時期は、鼻の粘膜も乾燥して傷つきやすくなります。マスク、鼻洗浄スプレー、室内の加湿などにより、鼻の粘膜の潤いを保ちましょう。

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