大阪市の耳鼻科|中耳炎・副鼻腔炎なら多田耳鼻咽喉科医院 
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鼻詰まり

原因

口呼吸""鼻詰まりはごくありふれた症状で、風邪をひいたとき、体調が優れないときなど、誰でも一度は経験したことのある症状と言えます。
ただ、ひどい鼻詰まり、長引く鼻詰まりは、実生活に支障をきたすことがあります。たとえ気にならなくとも、無意識のうちに集中力が低下していたり、睡眠時の呼吸障害、中耳炎を併発することがあります。さらに口呼吸になることで、誤嚥、生活の質の低下を招きかねません。
病気のリスクなどを知っておき、気になったときにはお気軽にご相談ください。

鼻の粘膜の腫れ

炎症、アレルギーによって粘膜の一部が腫れ、鼻腔が狭くなっている状態です。鼻腔が狭いことで、鼻詰まりが起こりやすくなります。

鼻水

鼻水が溜まることで、鼻腔が狭くなり、空気が通りにくくなります。鼻の粘膜の腫れと併発することが多く、その場合はより鼻詰まり症状が重くなります。

鼻の軟骨・骨など構造上の問題

鼻中隔の湾曲、下鼻甲介の厚みなどの構造的原因によって、空気の通り道が狭くなることがあります。

鼻ポリープ

鼻や副鼻腔の粘膜での炎症により腫れが生じ、やわらかく水で膨らんだように形成されるのが「鼻ポリープ(鼻茸)」です。空気の通り道を狭め、鼻詰まりを起こします。

鼻腔内の異物

ティッシュなどが鼻腔に残って鼻詰まりを起こすことがあります。小さなお子様の場合には、小さなおもちゃなどの異物を入れてしまうケースも見られます。

鼻腔腫瘍

鼻の中にできものが出来てしまい、鼻が詰まることがあります。

考えられる病気

鼻詰まり症状が見られるときに疑われる病気には、以下のようなものがあります。

鼻炎・副鼻腔炎

鼻炎、副鼻腔炎はいずれも鼻腔の炎症を伴う病気であり、鼻詰まりの原因となります。鼻詰まりから見つかる病気としては、非常に多く見られる疾患群と言えるでしょう。

鼻中隔弯曲症

鼻中隔の湾曲が大きく、空気の通り道が狭い場合、鼻詰まりが生じます。

副鼻腔炎による鼻ポリープ(鼻茸)

好酸球性副鼻腔炎などによって鼻ポリープが生じ、空気の通り道が狭くなり、鼻詰まりが生じます。

鼻副鼻腔腫瘍

血管腫・パピローマ・乳頭腫・がんなどの腫瘍によって、空気の通り道が狭くなり、鼻詰まりが生じます。

検査

一般検査の他、症状に合わせて検査を選択します。

治療

鼻炎・副鼻腔炎の治療

症例ごとに、鼻詰まりの原因は異なります。病気が見つかったときにはその病気の治療を優先します。
処置や投薬によって十分な効果が得られず、鼻の構造が原因である場合には、「粘膜下下甲介骨切除術」などの手術を検討する必要があります。

鼻洗浄(鼻うがい)

ぬるま湯で生理食塩液を作り鼻洗浄器にて鼻洗浄(鼻うがい)を行うことで、ウイルスやアレルギーの原因を取り除くことが出来ます。いずれの原因であっても、鼻詰まりには有効になります。

鼻詰まりの原因となる病気の治療

鼻炎・副鼻腔炎の治療

いずれも、処置・投薬といった保存的療法を基本として治療します。それらで十分な効果が得られない場合には、レーザー治療や手術を検討する必要があります。

鼻中隔湾曲症の治療

日常生活に支障をきたすような症状がなければ経過観察とし、軽度の症状がある場合には保存的治療を行います。強い症状が続くようでしたら、鼻中隔を部分的に切除する「鼻中隔矯正術」という手術を検討します。

鼻ポリープの治療

まずはステロイドなど薬の投与を行い、効果が不十分である場合には、内視鏡を使った切除を検討します。

鼻副鼻腔腫瘍の治療

良性であるため経過観察を基本としますが、症状が強い場合は手術を検討します。
悪性の場合は、手術により腫瘍を全て取り除きます。

粘膜下下甲介骨切除術

処置や投薬で十分な効果が得られない、一時的に症状が治まったものの投薬の長期使用が懸念される場合には、内視鏡による「粘膜下下甲介骨切除術」を行うことがあります。
粘膜に切開を加え、粘膜と下甲介骨を剥離し、下甲介骨を引き抜きます。空気の通り道が確保され、鼻詰まりが解消されます。同時に、アレルギーによるくしゃみや鼻水などの症状も改善が期待できます。

口呼吸について

「口呼吸より鼻呼吸がいいらしい」ということはきいたことがあるかもしれません。しかし、なぜ鼻で呼吸した方がいいのか、ということはあまり知られていません。
鼻呼吸のメリット、口呼吸のデメリットをご紹介いたします。鼻呼吸により、病気の予防だけでなく、QOL(生活の質)の向上も期待できます。

鼻呼吸のメリット

身体の保湿

身体の保湿鼻水は1日に1リットル前後分泌されています。そのうちの多くは、鼻や口から入った空気を加湿するために使われ、身体全体を保湿しています。
しかし、口から入った空気は、鼻から入るときほど加湿されません。乾いた空気を口から取り込むことは、口内、体内の空気の湿度を下げることにつながります。
空気を鼻から取り込むことで、口内、体内の空気の湿度が保たれ、風邪、インフルエンザのリスクを低減させます。

身体の保温

口呼吸とは異なり、鼻呼吸で取り込んだ空気は温められてから体内に取り込まれます。身体の冷えを防ぎ、肺への負担を抑えます。

きれいな空気を取り込める

鼻で呼吸することで、鼻毛や鼻粘膜が、埃・ウイルス・細菌の侵入を防ぎます。きれいな空気を取り込むこととなり、風邪やアレルギーのリスクを低減させます。

口呼吸のデメリット

鼻詰まりが起こると、自然と口呼吸になってしまいます。口呼吸でいることで、さまざまなデメリットが生じます。

風邪ひきやすい

細菌やウイルスが口から侵入し、喉の粘膜に直接到達することになりますので、風邪をひきやすくなります。

虫歯・歯周病・口臭のリスク

虫歯・歯周病・口臭のリスク<口で呼吸することで、お口の中は乾燥しがちになり、唾液の量が減少し、口臭の原因となります。さらに、再石灰化作用、細菌に対する抵抗力が弱まり、虫歯や歯周病のリスクが上昇します。

注意力の低下

2013年に発表されたある研究では、「口呼吸をすることで、鼻呼吸をしたときと比べて前頭葉での酸素消費が多い」という報告がなされました。また、口呼吸をしている間は前頭葉が休まらないため、脳が慢性的な疲労状態に陥ります。これらのことによって、口呼吸が注意力の低下を招く可能性があると指摘されています。

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