大阪市の耳鼻科|中耳炎・副鼻腔炎なら多田耳鼻咽喉科医院 
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2021.11.30

副鼻腔炎と頭痛の関係

■副鼻腔炎とは

鼻や目の周囲には副鼻腔という空洞がいくつかあり、顔面や脳のなどの重要な臓器を保護するためのクッションの役割や声を響かせたり、異物、ウイルスや細菌の排除などの役割を果たしております。副鼻腔は目の上にある前頭洞、目と目の間にある篩骨洞、目の下にある上顎洞、上顎洞や篩骨洞の裏側にある蝶形骨同に分かれておりそれぞれの空洞にはそれぞれ出入口がありその出入り口を通して空気が出入りしたり空洞内の粘膜から分泌される粘液を排出することで空洞の内部に空気が充満したきれいな状態に保たれています。

ところが風邪やアレルギーなどの炎症により空洞の出入り口の粘膜が炎症を起こし腫れると出入口が狭くなり空気の出入りや粘液の排出がしにくくなり、さらに鼻の中で細菌の感染がおこると空洞内部に膿が貯まり、その結果さらに粘膜の炎症が強くなり出入口がさらに強くふさがってしまい膿が出にくくなる言う具合に炎症が長引くサイクルに陥ってしまいます。

■副鼻腔炎の症状

単なる風邪による鼻炎の場合は1週間から10日ぐらいでのどの痛みなどの風邪症状の改善に伴って鼻詰まりや鼻汁などの症状が改善することが多いですが、副鼻腔炎が加わると風邪症状が改善後も鼻水や鼻詰まりなどの症状が続くことになります。

特に急激に炎症が強くなり副鼻腔内に膿が急にたまってきた場合たまってきた膿が副鼻腔の壁を圧迫することで頭痛や顔面痛の原因となります。
この貯まった膿の量は一定ではなく膿が増えると膿の圧力により狭くなった副鼻腔の出入り口から膿が排出するため少し疼痛が改善し、また膿が増えると痛みが増すという具合に時間帯によって疼痛が悪くなったり、改善したりすることがあります。

また、歯の根っこの化膿性の炎症が原因で副鼻腔炎を来す歯性上顎洞炎の場合は風邪の症状がなく代わりに歯痛などの歯の症状を伴って頭痛を来す場合もあります。この場合は左右のどちらか歯が悪い側に痛みが出ることが多いです。

副鼻腔炎に伴う頭痛は膿が貯まっている副鼻腔の部位に一致して疼痛が現れる場合があり、上顎洞の場合、頬っぺたや歯の痛み、前頭洞の場合はおでこの痛み、篩骨洞の場合は目と目の間やこめかみの痛み、蝶形骨同の場合は目の奥の痛みなどを来す場合があります。ただ、複数の副鼻腔に炎症を来してる場合は部位がはっきりしない場合もあります。

以上の様に風邪症状やアレルギー性鼻炎の症状、特に黄色い鼻水や鼻詰まりなどの鼻症状を伴う場合や歯痛などの歯の症状を伴う場合、頭痛の原因は副鼻腔炎の可能性がありますので、このような場合はまず耳鼻咽喉科医を受診して副鼻腔炎の診断を行う必要があります。

■副鼻腔炎の診断

診断は副鼻腔の出入り口から膿の排出が認められた場合は鼻の中を見ただけで診断が可能ですが、膿の排出がごくわずかな場合や出入口が完全に閉塞し全く膿が流れ出てこない場合は見ただけでは診断がむつかしく、CTスキャンやレントゲン検査が必要となります。

 

■副鼻腔炎の治療

治療は症状に応じて鎮痛剤の服用と抗生剤、抗アレルギー剤、痰切りのお薬の投与、鼻洗浄や鼻処置、ネブライザーなどの処置などの保存的治療により行います。これらの治療により副鼻腔の出入り口の粘膜の腫れが収まり内部の膿が出ていくと頭痛などの症状は改善します。

 

これらの治療を行っても症状が改善しない場合や症状が繰り返される場合は鼻副鼻腔手術を行う場合もあります。特に目が見えにくくなったり物が2重に見えるなどの目の症状が出る場合や抗生剤が効かないため高い熱が下がらず炎症がどんどん悪くなる場合などはごくまれに緊急手術が必要となる場合もあります。ただ、大半の症例は投薬や処置などの保存的な治療で症状は改善します。
保存的な治療の中で鼻洗浄はご自宅でも施行可能な治療で、特に当院ではハナクリーンという器具を用いた洗浄を推奨しております。詳細は別稿でご紹介させていただきますのでご参照いただければと思います。

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